はじめに
TextMeshPro には、 ヘルプ に載っていないタグやパラメータが一部存在します。
それらを紹介していきたいと思います。
本稿の内容は TextMeshPro 3.0.6 で確認しています。
ちなみに、タグの長さの上限は 128 文字です。 <link>
タグなどで長い URL を直指定した場合問題になることがあります。
一覧
<br>
改行します。 \u000a
と同じです。
<nbsp>
ノーブレークスペースを入れます。 \u00a0
と同じです。
<zwsp>
ゼロ幅スペースを入れます。 \u200b
と同じです。
<mark>
color
および padding
パラメータが使用可能です。
color
は略記法 (<mark=#ff000088>
) が公式ヘルプには載っていますが、明示的に指定することもできます。
padding
は読んで字のごとくパディングを設定します。
<mark padding=左,右,上,下>
のように指定します。負の値も指定できるようです。
<material>
マテリアルを指定します。 <material="...">
のように指定します。
実質 <font>
の material
パラメータでできることと同じな気がします。
</a>
パースはされますが、実装されていません。
閉じタグだけパースされます。
<gradient>
tint
パラメータが使用できます。 0 か 1 を指定するようです。
<gradient tint=1>
のように指定します。詳しくは試してみてください。(丸投げ)
<class>
ソースコード中に痕跡がありますが、実装されておらず、パースもされません。
<sprite>
anim
パラメータが指定可能です。アニメーションします。
<sprite=1 anim=0,16,12>
と指定すると、スプライト 0 番から 16 番までを 12 fps で再生します。
ランタイムでのみアニメーションするので注意してください。
<margin>
left
および right
パラメータが指定可能です。
それぞれ <margin-left>
・ <margin-right>
と同じ働きになります。
<action>
デバッグログが表示されます。それだけです。
おそらく未実装です。表示された瞬間に何らかのコールバックを呼べるようにする予定だったのでしょうか?
<scale>
<scale=2>hoge</scale>
とすると、 hoge
が横に 2 倍の長さで描画されます。
なんで…?
</table>
・ <tr>
・ <th>
パースはされますが実装されていません。
</table>
は閉じタグだけ認識されます。
なお、 <td>
はソースコード上に痕跡がありますが実装されていません。
おわりに
<sprite anim=...>
を紹介したかっただけです。
なお、ソースコードを読んだ雰囲気からすると、 TODO や懸念点が書いてあったりするため、これらが正式にサポートされるかは微妙なところです。
自己責任でお使いください。